うな!
最近涼しくなってきたと思ったらまた暑くなりました・・・
扇風機じゃちょっと物足りません。
そういえば、今日ようやくスカコスゲットしました!
幸せ・・・・
アレク「はぁー、なんか面白いことないかなぁ・・・ジョン!踊れ!」
ジョン「意味わかんないから。」
アレク「踊れよー、つまんないだろー?」
ジョン「知らないよ!自分が踊れば良いでしょ!」
アレク「それじゃ面白くない。」
ジョン「はぁ・・・」
アレク「おいリューク、いつまで犬の相手してるんだよ?」
リューク「え?」
アレク「え?じゃねぇよ、何か面白いことねぇのかよ?」
リューク「僕は楽しいよ?」
アレク「はぁ・・・」
ヘレン「ちょっと僕たち!」
アレク「その呼び方はやめろと言っている!」
ヘレン「何よ生意気ね!」
アレク「な!?」
ヘレン「そんなことより、私たちこれから海行ってくるから、うちでおとなしくしてなさいよ!?」
アレク「なんだって!?俺たちは連れていってくれないのか!?」
ヘレン「なに言ってるのよ、日頃の疲れを癒しに行くのに、あなた達までついてくると疲れがとれるどころかたまる一方よ。」
アレク「なんだと!?」
ヘレン「事実を言ったまでだわ、いい?わかった?おとなしくしてなさいよ!」
ジョン「はぁい。」
アレク「おいジョン!いいのかよ!?」
ジョン「いいんじゃない?」
アレク「裏切り者め!」
ヘレン「じゃあ、行ってくるからね。」
アレク「わかったよ!さっさといけいけ!」
ヘレン「なんかムカつく・・・」
アレク「自分たちだけズルいぞ!」
ジョン「まぁいいんじゃない?とりあえず暇潰しに街へ行こうよ。」
アレク「そうだな・・・。」
リューク「僕も行くよ。」
アレク「当たり前だろー?お前がいないと女性とお話が出来ないじゃないか!」
リューク「なにそれ。」
ジョン「まぁまぁ。」
アレク「しかし、この街はなぁんにもないよなぁ。」
ジョン「殆どの場所には行ったよねぇ。」
アレク「おい!見ろよあそこ!」
ジョン「何々?あ、見かけない人だね。」
アレク「しかも美人だ!おいリューク!行くぞ!」
リューク「えー・・・」
ジョン「いいからいいからー。」
アレク「おねぇさん!」
フィリス「あら、可愛い子。」
アレク「俺か!?」
フィリス「君じゃないから。」
ジョン「僕ジョンって言います!」
フィリス「うん、聞いてない。」
アレク・ジョン「しょぼーん・・・」
フィリス「ねぇ君?この街って何て言うところかな?」
アレク「リポルドウェです!」
フィリス「・・・何ていう街かな?」
アレク「・・・・・・」
リューク「リポルドウェだよ。」
フィリス「リポルドウェ?やっぱりここはコインブラじゃなかったのね。」
リューク「コインブラはここから南東に向かった港町だよ。」
フィリス「あらそう?全然違う方向に向かってたみたいね。」
アレク「(この人は方向音痴なのか?)」
ジョン「(そうかもね。そんなことよりなんだか怖いよ・・・?)」
フィリス「君たち何こそこそ話してのかな?」
アレク・ジョン「なんでもないです!」
フィリス「そう?方向音痴とか怖いとか聞こえたと思ったんだけど?」
アレク「(おまけに地獄耳か・・・?)」
ジョン「(そうかもね。というかやっぱり怖いよ!?)」
フィリス「誰が地獄耳ですって!?」
アレク・ジョン「ごめんなさーーーーい!!」
リューク「??」
フィリス「いい?私は方向音痴なんかじゃないからね?」
アレク「(どうだか・・・)」
フィリス「何!?」
アレク「いえ!なにも!」
フィリス「これを見なさい!」
ジョン「これは・・・落書きかな。」
アレク「げいじゅつというやつじゃないのか?」
リューク「・・・地図じゃないかな?」
アレク「そんな馬鹿な(笑)」
フィリス「地図です!」
アレク・ジョン「えーーーー!!?」
フィリス「その反応はごもっともだけどね。」
ジョン「お姉さんが描いたの?」
フィリス「自分でわざわざ地図描かないわよ。私の知り合いがね。」
ジョン「素晴らしい才能の持ち主ですね。」
フィリス「伝えておくわ。かなり怖い人だけど?」
ジョン「ごめんなさい。」
アレク「よくそんな地図で旅立とうと思ったな・・・」
フィリス「ホントはね、その人の娘さんに描いてもらうつもりだったんだけど、風邪で寝込んじゃってたみたいで。それで仕方なく。」
ジョン「なるほど。」
リューク「何処から来たの?」
フィリス「オーシュよ。」
アレク「おお!オーシュか!懐かしいな!」
ジョン「アレクは昔オーシュに住んでたんだよ。」
フィリス「へぇ。」
アレク「もっと興味持てよ!」
フィリス「そうなのー?・・・で?」
アレク「・・・・・・」
ジョン「そんなことより、もしかして1人で?」
フィリス「そうね、1人で来たわ。」
リューク「恐いのがイッパイいるって言ってたよ?」
フィリス「まぁ、確かにイッパイいるわね。」
ジョン「女性が1人で来るなんてね。」
フィリス「不思議そうね、こう見えても私、魔法が使えるのよ?あまり戦闘向きではないけどね。」
リューク「どんな魔法が使えるの?」
フィリス「んー?そうね・・・ここじゃ人目に付き過ぎるから、ちょっと街の外へ出ましょうか。」
ジョン「僕魔法なんて見たことないよ!」
アレク「俺も見たことねぇよ!」
リューク「僕はいいや、2人で行ってきて。」
アレク「なんだよ急に?一番興味持ちそうだったのによ。」
リューク「前に見たことあるから。そろそろタリーも散歩に連れて行かないと。」
フィリス「あらそう?残念だわ。」
ジョン「まぁまぁ、リュークは置いといて魔法見せてください!」
フィリス「ここなら良いわね。いい?いくわよ?」
ジョン「はい!」
ジョン「す、すごい!浮いてる!?」
アレク「おぉ・・・」
フィリス「どう?驚いた?」
ジョン「はい!」
フィリス「うふふ、他にも色々出来るけど、これだけでも十分そうね?」
アレク「すげーなおい!?」
ジョン「良いもの見たねぇ、パンツ。」
フィリス「な!?」
ジョン「黒だね。」
アレク「黒だな。」
フィリス「そ、それは忘れなさい!」
ジョン「今何したの!?」
フィリス「何もしてないわ、取りあえず戻りましょうか。」
ジョン「凄いよなぁ、飛べる人がいるなんて・・・。でも、そんな恰好で浮いてたりしたら、パンツとか見えちゃうんじゃないの?」
フィリス「でも、見えなかったでしょ?」
ジョン「まぁ、確かに・・・、見ようとしたんだけどなぁ。」
フィリス「うふふ、残念だったわね?」
フィリス「さて・・・、今日は何処かに宿をとって、明日コインブラに向かうわ。」
ジョン「場所、分かるんですか?」
フィリス「宿に行けば地図ぐらい置いてあると思うから。それじゃ、私は行くわね。」
アレク「おぅ!じゃあな!」
ジョン「パンツ見たかったんだけどなぁ・・・」
フィリス「ふふ、じゃあね。」